首都圏を中心に中学受験は年々過熱し、受験率は高い水準が続いています。一方で物価高が家計を圧迫するなか、「中学受験って結局いくらかかるの?」という不安は切実です。結論から言うと、進学塾に小4〜小6の3年間通うと、塾代だけで総額およそ200万〜250万円が目安。ここに受験料や入学金が加わります。
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この記事では、中学受験にかかる費用を「塾代」を中心に、学年別の内訳までわかりやすく整理します。
結論:中学受験にかかる費用の総額(目安)
| 費目 | 目安金額 |
|---|---|
| 進学塾(小4〜小6の3年間) | 約200万〜250万円(大手集団塾) |
| 受験料(1校あたり) | 約2万〜3万円(併願で数校分) |
| 入学金(私立中) | 約20万〜30万円 |
塾の形態でも大きく変わり、集団塾の平均が約183万円、個別指導だと約122万円という調査もあります。地域密着の中小塾やオンライン塾なら、大手の7〜8割程度に抑えられるケースもあります。
学年別の塾代:6年生で一気に増える
中学受験の塾代は、学年が上がるほど跳ね上がります。大手塾(日能研)の一例では次のとおりです。
| 学年 | 年間の塾代(目安) |
|---|---|
| 小4 | 約45万円 |
| 小5 | 約65万円 |
| 小6 | 約105万円 |
| 3年間合計 | 約215万円 |
小6で急増するのは、季節講習・志望校別特訓・模試などのオプションが増えるためです。「毎月の月謝」だけで計算していると、6年生で想定が大きく狂います。
塾代以外にかかるお金を見落とさない
費用の話は塾代に集中しがちですが、実際の家計を圧迫するのは、それ以外の項目が積み上がったときです。塾の月謝だけで予算を組むと、後半で足りなくなります。
| 項目 | 発生時期 | 見落としやすさ |
|---|---|---|
| 季節講習(春・夏・冬) | 各休み前 | 月謝とは別請求。夏期講習は特に大きい |
| 志望校別の特訓講座 | 6年後半 | 通常授業に上乗せされる |
| 模試代 | 5〜6年で頻度増 | 1回数千円でも回数が多い |
| 教材費・テスト代 | 随時 | 年度初めにまとめて請求されることも |
| 受験料 | 1〜2月 | 1校2〜3万円。併願数で変動 |
| 交通費・食事代 | 通塾期間中 | 週3〜4回の弁当代と交通費 |
| 入学金・制服等 | 合格後 | 入学辞退でも入学金は戻らないことが多い |
特に注意したいのが受験料と入学金のタイミングです。1〜2月に受験料、合格後すぐに入学金が必要になります。第一志望の発表前に、併願校の入学金納入期限が来ることもあり、納めた後に第一志望に受かると戻らないケースがあります。
ここは事前に各校の納入期限を調べて、2〜3月に現金が必要になる前提で組んでおくと、慌てずに済みます。投資に回していると、このタイミングで動かせません。
費用の全体像が見えたところで、通信講座を併用すると総額をどこまで抑えられるかも確認しておくと、資金計画が現実的になります。
いつから準備を始めるか
塾に通い始めるのは3年生の2月(新4年生)が一般的ですが、お金の準備はもっと前から始める必要があります。
費用が最も重くなるのは6年生です。逆算すると、入塾の2〜3年前から積み立てておくと、通塾期間中の家計が安定します。
低学年のうちは支出が少ないので貯めやすい時期です。この期間に月2〜3万円を教育費として別に確保しておくだけで、6年生の負担がかなり違います。教育資金の準備時期については教育資金はいつから貯める?にまとめました。
投資で準備するときの注意
大学費用と違い、中学受験の費用は使う時期が近いのが特徴です。小学校低学年から準備しても、使うのは6〜9年後。
この期間だと相場の変動を吸収しきれない可能性があるため、受験の2〜3年前には現金化を始めておくほうが安全です。特に6年生の1年間と受験直後は、まとまった現金が必要になります。
途中でやめる判断も選択肢に入れる
あまり語られませんが、「続けられなくなったらどうするか」を最初に決めておくことも準備の一部です。
塾代は学年が上がるほど増えます。家計の状況が変わったとき、判断の基準がないと「ここまで払ったのだから」と続けてしまいます。
目安として、教育費が世帯手取りの2割を超え続ける状態は、他の準備を圧迫します。老後資金や生活防衛資金を削って受験費用に充てるのは、長期的には家計を弱くします。
公立中学に進んで高校受験に切り替える、集団塾から個別指導や通信教育に変える、といった選択肢も含めて、家計全体の中で決める話になります。
塾代を抑える3つの現実的な工夫
- 通塾開始を小5からにする:小4からより費用を圧縮でき、総額を150万〜200万円程度に抑えられる場合があります。
- 中小塾・地域密着塾を選ぶ:大手の7〜8割の費用で済むことも。志望校の合格実績と相性で選びます。
- オンライン塾・通信講座を併用する:通塾型の半額程度になるケースもあり、通塾の負担も減らせます。
通信講座を併用するなら、教材のレベルが子どもに合うかを先に確かめておきたいところです。中学受験コースを持つZ会の通信教育は無料で資料を取り寄せられるので、塾との併用を検討する段階で中身を見ておくと、費用対効果の判断が早くなります。
講習単位での上限の決め方は冬期講習の費用はいくらまで出していいかで手順にしています。
大事なのは「早めの資金準備」
中学受験の費用は、私立中学に進む場合の学費とは別にかかります。しかも小6で一気に山場が来るため、直前に慌てないよう、低学年のうちから計画的に準備しておくことが肝心です。私立中学まで含めた教育費の全体像は子ども一人の教育費は総額いくら?で、わが家の家計がいつ苦しくなるかは無料の家計シミュレーターで確認できます。
教育費の準備、まずは家計の見直しから
塾代のピークが来る前の低学年のうちから準備を始めるなら、NISA対応の証券口座で少額を積み立てておく方法もあります。ネット証券なら口座開設・維持費は無料です。受験学年の直前資金は現金で、数年以上先の分は積立でと、時期で分けるのがコツです。
中学受験を視野に入れるなら、早めに家計を点検し、教育資金の置き場所を決めておくのが安心です。固定費の見直しや資金づくりは、プロに無料で相談するのが近道です。
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※本記事は情報提供が目的で、特定の商品の購入を勧めるものではありません。
まとめ
中学受験の塾代は、小4〜小6の3年間で総額およそ200万〜250万円(大手集団塾)。6年生で費用が急増するのが特徴で、受験料や入学金も別途かかります。開始時期や塾選びで費用は大きく変わるため、早めに全体像を把握し、計画的に資金を準備しておくことが、家計を守る最大のポイントです。
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中学受験の塾代は教育費全体の一部です。進路別の総額や、わが家の家計で無理なく払えるかも確認しておきましょう。
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【出典】大手進学塾の費用モデル・各種調査(2026年時点の一般的な相場)。金額は塾・地域・受験校数により異なります。
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