新NISAで積立を始めるとき、多くの人が最後に迷うのが「S&P500と全世界株式(オルカン)、どっちを選べばいい?」です。実際、この2本は新NISAのつみたて投資枠で最も人気を二分する定番ファンドです。
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結論から言うと、どちらを選んでも大きな失敗にはなりません。両者は思っているほど別物ではないからです。この記事では、当サイト管理人が2本の違いを整理し、初心者がどちらを選ぶかの判断軸を解説します。
結論:違いは「米国100% か、米国6割+その他4割か」だけ
| S&P500 | 全世界株式(オルカン) | |
|---|---|---|
| 投資先 | 米国の代表的な約500社 | 世界47か国・約3,000銘柄 |
| 米国比率 | 100% | 約62%(残り38%が他の国) |
| 信託報酬(eMAXIS Slim) | 年0.0814% | 年0.05775% |
| ひとことで言うと | 米国の成長に集中 | 世界全体に分散 |
オルカンの中身も約6割は米国株です。つまり両者の実質的な差は「残り約4割を米国以外にも広げるかどうか」。この一点を理解すれば、選択はぐっと簡単になります。
S&P500が向いている人
「世界経済の中心は今後も米国」と考えるなら、S&P500への集中は理にかなっています。過去の実績ではオルカンを上回る局面も多く、米国の成長をストレートに取り込めるのが魅力です。値動きは米国一国に依存するぶん、オルカンよりやや大きくなる傾向があります。リターンを重視し、米国の優位が続くと考える人向けです。
オルカン(全世界株式)が向いている人
「どの国が伸びるかは読めないから、まるごと持っておきたい」という人にはオルカンが向きます。1本で世界中に分散でき、仮に米国が長期停滞しても、新興国など他地域がカバーする設計です。信託報酬もわずかに低め。1本で完結させたい・迷いたくない・国の栄枯盛衰に賭けたくない人向けです。世界の株式時価総額の比率に自動で追随してくれるので、手間なく分散が保てます。
初心者への答え:「両方の要素を1本で」ならオルカン
迷ったら、まずはオルカン1本が無難な出発点です。理由はシンプルで、オルカンには既に米国が約6割含まれており、「米国も持ちつつ世界にも分散」という欲張りを1本で叶えられるからです。米国により強く賭けたくなったら、後からS&P500を足す(コア・サテライト的に組み合わせる)こともできます。
逆に絶対にやめたいのは、両方を深く考えず半分ずつ買うこと。オルカンにS&P500を足すと米国比率がさらに上がり、「分散のつもりが実は米国集中」になりがちです。組み合わせるなら、比率で結果が変わります。投資信託全般の選び方は投資信託の選び方もあわせてどうぞ。
どちらを選んでも「続けること」が最重要
S&P500とオルカンのリターン差は、長期ではどちらが上になるか誰にも断言できません。それよりも成果を分けるのは、相場が下がった局面でも積立をやめないことです。月1万円を20年続けた場合のイメージは積立シミュレーションで、教育費や老後と両立できる金額かは家計ライフプラン・シミュレーターで確認できます。
S&P500もオルカンも、始めるのに必要なのはNISA対応の証券口座だけです。ネット証券なら口座開設・維持費は無料で、どちらの低コスト投信も品揃えから選べます。「まずオルカンを毎月1万円」でも十分なスタートです。名前で悩む時間より、始めた月からの積立期間のほうがずっと効いてきます。
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まとめ
S&P500とオルカンの差は「米国100%か、米国6割+世界4割か」の一点です。米国の優位に賭けるならS&P500、1本で世界に分散して迷いたくないならオルカン。初心者はまずオルカン1本から始め、必要に応じてS&P500を足す形が扱いやすいでしょう。どちらを選んでも、長く続けることが最大の勝ち筋です。
出典
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。信託報酬・構成は変更される場合があります。過去の実績は将来を保証しません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。

